2018年FIFAワールドカップ『ジンクスなるか、それとも』
フランスVSクロアチア
言わずと知れたFIFAワールドカップ決勝のカード!
準決勝の振り返り。
1試合目、フランスVSベルギーは期待外れ。
ベルギーの猛攻をフランスが凌いだと言えば聞こえはいいけど、なんというかもどかしい退屈な試合。
ベルギーのラッシュをフランスがひたすらガードを固めてタイムアップ。
スペクタクル、ドキドキワクワクとは程遠い。というか皆無。
勝つことはとっても大事なことだけど、勝ち方も大事かなと。
20年後には勝ったことだけしか記憶に残らないかもしれないけれど、それども勝ち方にはこだわって欲しい。
なぜならば、サッカーは極上のエンターテインメントの一つだから。
その国を応援している人にとっては結果が全てかもしれない。
でも、それよりも遥かに多くのサッカーファンは、結果もそうだがそこに至るプロセス、勝ち方に共感し感動するんだと思う。
90分間、心身共に最高のパフォーマンスを見せて、ホイッスルの後には相手やレフェリーに感謝を示し尊敬の意を示す。
そんな振る舞いに大きな拍手が贈られる。
見ていて清々しいほどの勝負をついつい期待してしまう。
そんなものは、希少なものなのかもしれないけど。
そういった意味では、最後のCKは軽率だったかもしれないけど、ベルギーVS日本は見ていて激しく落ち込み、その後に清々しさを感じ、サッカーが極上のエンターテインメントであることを再認識させられた試合の一つかもしれない。
フランスが勝った時点で、英仏頂上決戦を夢想しつつ、やっぱりクロアチアを応援。
無欲に見えるほどに一生懸命ボールを追う姿、諦めない姿に多くの方が共感したんじゃないかな。
クロアチアのサッカーは、早い時間帯に先制点を奪われたせいかこれまでのサッカーと異なり、ゴツゴツした印象を受けた。
スタイリッシュではないし、諦めない。
仲間を信じ、自分たちのサッカーを信じ、ボールを追う。
プレミア好きとしてはイングランドも好きなんだけど、セットプレーからの得点が多いのはちょっと不満。
流れからの得点と同じくらいならいいんだけどね。圧倒的にセットプレーからが多い。
エンターテインメントとして見る側としては、もちろんCKやFKからの趣向を凝らした得点も好きだけど、流れから崩したりミドルを打ったり、そういった得点も大好物なんです。はい。
前線には才能あふれる選手がたくさんいるけど、機能せず。残念。
クロアチアは、疲労からかモドリッチもミスが目立ち、トップフォームとは程遠い。
その他にも疲れが溜まっていそうな選手が何人かいましたね。
それでも、最後にはイングランドに追いつき勝ち越し決勝進出。
熱かったです!この試合!
決勝トーナメントで3試合連続延長決着。
30分×3試合で、丸々1試合多く戦っているクロアチアの選手のタフさや試合に向かう真摯さ真面目はとっても共感しちゃいます。
20年毎に新しいチャンピオンチームが誕生するというジンクスを継続させて!
クロアチアが世界チャンピオンなんて夢があるよね!
準決勝の戦いを見たら、多くの方がどちらを応援するのか自明ですね。
スケジュールも厳しいし、試合時間も長い、そんなチームをぜひ応援したい。
そして、さらに20年後、2038年には日本にもジンクスのチャンスがやってくることを期待して。
おしまい。