2018年FIFAワールドカップ『ベルギーの黄金世代』
イングランドに2連勝!!
ベルギーがイングランドに勝ち、見事3位となりました。
脂の乗ったベルギーの黄金世代は、ロシアワールドカップを7試合戦い、6勝1敗で終えました。
チームとしてのクオリティはイングランドよりも勝っているように見え、結果は妥当かなと。
準決勝のフランス戦が、ベルギーチームのBad Dayにたまたま当たってしまったんでしょうね。
さて、イングランドとの戦いは、両軍体が温まる前の前半4分にベルギーが先制。
サイドバックのセンタリングを逆のサイドバックが決めるという、今大会のベルギーらしさを象徴するカウンターでしたね。
それにしても今大会のルカクは素晴らしいです。センターフォワードなんだけど、俺が俺がではなく、フォアザチームに徹していました。先制点の起点もルカクからシャドリへのスルーパスでした。
時計の針をだいぶ進めて、後半。
イングランドが積極的な選手交代。ラシュフォードとリンガードの投入。
テレビの解説でも言ってましたが、この交代で途端にイングランドの前線は活気づきました。交代で入った二人のスピードと動きでベルギーディフェンスを翻弄。
ただしイングランドも決定機をなかなか迎えられない展開。最後の部分で精度を欠きました。惜しい場面はいくつもあったんだけど。
そして試合の流れを大きく決定づける場面が70分にありました。
右サイドをラシュフォードとのワンツーで抜けてきたダイアーがクルトワと1対1に。
キーパーの動きをよく見たチップキック(ループシュートっていうのかな?)はゴールに吸い込まれ・・・と思いきや、懸命に戻ったアンデルワイレルトにクリアされてしまいました。
ゴールマウスに全力で戻るのって怖いですよね。勢い余って怪我するかもしれないし、オウンゴールの可能性もあるし。
見ていない方、ぜひYouTube見てください。NHKの【2分でわかるロシアW杯】はリンクできないようなので・・・。
その後、今回のワールドカップで何度も楽しませてくれたホットラインにより追加点。
ルカクが途中交代した後は、しばし攻撃陣が停滞しましたが、やっぱりこの男たちがやってくれました!
デ・ブライネからアザールへのスルーパス、そしてワンタッチでディフェンスの前に体を入れて、ニアサイドへシュート!
よくあるのは、ファーサイドへ巻いてシュートなんでしょうけど、キーパーのポジションや重心を見てニアに蹴ったんでしょうね。さすがの一言です。これで勝負あり!
グループリーグでは1対0、3位決定戦では2対0で対イングランド2連勝、有終の美を飾りました。
今晩決勝戦がありますが、クロアチアのキャプテンのモドリッチもベルギーのキャプテンのアザールも体型で言えば日本人と変わらない。そうそう、メッシも。
そう考えると、日本にも期待してしまいます。
サッカーはフィジカルスポーツではありますが、それだけではどうにもなりません。
わかりやすいスポーツであるが故、テクニックを身に着け、知恵を絞る必要がある訳ですね。
それにしても今大会のベルギーは、本当に雰囲気が良く見ていてドキドキワクワクさせられるチームでした。
選手の皆さん、監督やコーチ、サポートスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
しばしの休息を得て、各国の所属チームでのリーグ戦が待っています。
それにしても、実現しないと思いますがルカク、アザール、デ・ブライネが同じクラブチームで戦ったら・・・なんて想像すると、ウキウキしてしまいますね。
今晩の決勝戦、3位決定戦よりも見応えある素晴らしい試合を期待します。
おしまい。