2018年FIFAワールドカップ『進む世代交代』
スター誕生!
一応お断りしておきますが、はるか昔にやっていた番組名ではありませぬ。
フランスVSアルゼンチン、凄い戦いでした。
実はフランスは、開幕時あまり注目していませんでした。
個別で見ると才能豊かな面々が揃ってるんですけどね。どうしてなんでしょう?
少し地味な印象があったんですね。
グループリーグは危なげなく戦い、余裕の1位通過。
決勝トーナメントでは、チームの質が変わってましたね。
エンジン全開というか本気になったというか。
本当に今さらですが、優勝候補に挙がる理由がわかる戦いぶりでした。
今まであまり注目せずにすいません。
さて、
スター誕生!
その名は「エムバペ(ムバッペ)」(本当はなんて発音するのが正しいの?)
もともと評価も高く価値も高い(お値段が高い)選手でしたが、アルゼンチン戦の活躍を見ると、その能力も価値も天井がしれませんね。
まだ19歳とのこと。素晴らしい指導者と出会い、人間的にも模範となるような選手になってほしい。
実力はその域にあるので、あとはピッチ内外の行動で示してもらいたいですね。
試合の話を少し。
ディ・マリアとパバールのミドルはどちらもコントロールされ、キーパーにはノーチャンスの素晴らしいゴールでしたね。
もちろん、エムバペの2得点は言うまでもありません。個人のスキルはもちろんですが、チームとしての成熟も感じました。
特にエムバペの2点目はカウンターのお手本のようなプレーでした。
相棒がジルーであったこともエムバペには幸運だったと思います。
エムバペの2点目は、ジルーが強引にシュートに行ってもおかしくないシーンでした。
そこをディフェンダーを引き付けてパスを出したところは、ジルーらしさですね。
自己主張が弱いと言えばそうなのかもしれませんが、ジルーは年の離れた弟の活躍を喜んでいるお兄さんのように見えてしまいました。
それだけ慕われているということなんでしょうか?
ゴールセレブレーションも本当に雰囲気が良くて、見ている方も気分がいいです。
次のウルグアイ戦、カバーニの具合がよくわかりませんが、きっとエムバペ対策を取って望んでくると思います。
今のコンディションを考えると、アルゼンチンよりもはるかに難敵ですね。
1998年、フランスがワールドカップで優勝した年に生を受けたエムバペ。
奇しくもC・ロナウドとメッシが同じ日にワールドカップを去り、新たな天才が眩しい煌めきを見せた。
優勝を語るのは決勝に進んでから。
今はその舞台にフランス代表が立つことを密かに応援しようと思う。
(個人的にはベルギーVSフランスの準決勝が見たい。そのシナリオが実現すると日本負けちゃうんだけど。)
おしまい。